小山 実

こやま みのる

 

19951年生まれ 下伊那郡阿智村在住

 

 

Story

支援者 夢のつばさ 小林 扶美子

 

北信の出身だが、南の方が好きで南信に落ち着いた。
貼り絵は20 年位前から制作しており、今の福祉施設に来た時から制作している。これまで制作された作品は、山ほどある。段ボールを下地にし、ホームセンターの広告を細かく切って貼って台紙を作り、その上から貼り絵をする。貼り絵の題材は、風景、動植物、乗り物まで様々だ。支援者のリクエストにも、応えてくれる。制作ペースは、1か月に、1作品を作るペースだ。小山さんの作品の面白さは、同じ画面に配置するモチーフの脈絡の無さだ。後からじわじわと、面白さが押し寄せてくる。小山さんに、好きな題材はなんですか?と聞くと、“何でも” と答えているが、作品によく乗り物が登場しているので、電車などが好きなのでは?と推測する。

 

 

 

 

 

Suteki

キタハラサン ノ ステキ

 

好きなんだろうなぁ、キャラクター。白い紙に描かれた美少女キャラたちは、可愛くて、明るくて、でも、どこか頑固そうだ。男女を問わず、絵を描くことが好きな人たちって、少なからず、アニメやマンガが好きだと思う。もちろん、そうじゃなくても、好きな人たちもいるけれど。
ボクもマンガ漬けの子ども時代だった。北原さんのような人、作品に出会った時、一番感動するのは、絵の可愛さとか、明るい色彩とか、上手さではない。色使いでも、構図でもない。膨大な作品の量でもない。幼い頃の感性や好み、を色褪せることなく、今も持ち続けていることに、感動するんだ。実はそれが、すごく簡単で、とても難しいことだから。頑なに、でも、片意地張らずに、今も心の奥の、砂のお城を守り続けている。変わらないためには、ほんの少しずつ、変化していかなければいけない。可愛くて、明るくて、どこか頑固そうなヒロインたちは、今日も明日も、何年も先までずっと、砂のお城を守ってくれるだろう。 ( 森泉 智哉)

 

 

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター
共催  長野県教育委員会 | 信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
障害者芸術・文化祭のサテライト事業
長野県県民芸術祭2023 参加

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