常田 高英

ときた ひでたか

 

1970 年生まれ 須坂市在住

 

絵を描くことが好きな常田さんは、障害がいのある方たちのアトリエに通っている。彼が描くのは主に人物で、ファッション雑誌などの写真を見ながら描いている。描かれた人物からはその体温が伝わるような温かみが感じられる。

 

 

「おんなのひととはな」(左)  「おんなのひと」(右)

墨、アクリル絵の具、紙

 

 

2017年図録より

 

もともと絵を描くことが好きな作者は、現在アート活動ができる福祉事業所に週一回通いながら、絵を描いている。支援者からいろんな写真集や、図鑑、写真雑誌を提供され、選んだのが女性モデルが満載のファッション雑誌。 『今日はこれを描いてみる』とポツリとつぶやくと、その写真を食い入るように見つめながら、手を動かしだす。クルクルと動くその手先からは、個性的な女性が現れる。まず描き出すのは目であり、観る者はこちらを見つめるその『目』に引き込まれる。忠実な写実ではなく、作者の目に留まった一部が、デフォルメされた作品は独特の世界が表現されている。

 

 

 

「おんなのひと」2017

 

 

 

「おんなのひと」2017

 

 

 

「おんなのひと」2017

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター
共催  長野県教育委員会 | 信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
障害者芸術・文化祭のサテライト事業
長野県県民芸術祭2023 参加

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