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増沢 由紀子

ますざわ ゆきこ

 

1970 年生まれ 北佐久郡立科町在住

 

以前、増澤さんは、福祉施設の仲間たちや動物などをカラフルに描いた「良い絵」と、自室で夜に描く不気味な人物などの「悪い絵」を描き分けていた。その後、二種類の絵の境界線は徐々になくなって、現在では無数の記号のようなもの( 本人はサザエさんだと言う)を描くようになった。

 

 

以前、増澤さんは、福祉施設の仲間たちや動物などをカラフルに描いた「良い絵」と、自室で夜に描く不気味な人物などの「悪い絵」を描き分けていた。その後、二種類の絵の境界線は徐々になくなって、現在では無数の記号のようなもの( 本人はサザエさんだと言う)を描くようになった。

 

「無題」( 左上)   「無題」( 左下)

「無題」 ( 右上)  「サザエさん」( 右中)  「サザエさん」( 右下)

油性マーカー、紙

 

 

2016年図録より

 

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増澤さんの作品には2 つのタイプがある。
ひとつは現実の世界にある様々な場所やもの、人々を鮮やかな色で描いたもので、大好きな美術鑑賞で見た画家の作品を模したり、自分が生活している施設の仲間や職員たちをかわいくカラフルに描いたりしている。
もうひとつはダース・ベイダーのようなヘルメットをかぶった不気味な人物や、人間が細胞分裂したかのようにサボテン状に連なり広がっている不思議な絵で、描かれている人物はたいてい無表情であったり目がつり上がったりしている。
こちらに使用されている色は暗めで、時には紙が破れるほど塗りつぶされている。
彼女は絵を描くのが好きで時間をみつけては絵を描いているが、施設の仲間と一緒の時間には前者のような明るく楽しい絵を描き、自室で一人の時にはダークな絵を描いており、本人の中で前者は「良い絵」、後者は「悪い絵」という認識があるようだ。
細かく描き込まれた楽しい作品も素晴らしいが、彼女の中のダークサイドを感じる「悪い絵」にはさらに興味をそそられる。

「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラム
信州・アート・リングス ~文化でつながる。文化を創る。そして美しい未来へ~

長野県では、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と
「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラムを開催します。
長野県の魅力ある文化プログラムをお楽しみください。

東京2020 NIPPONフェスティバル

主催-長野県/長野県教育委員会/ 信州ザワメキアート展2021 実行委員会
共催- (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 / 茅野市美術館
長野県 令和3年度 障がい者の芸術作品展開催事業
長野県県民芸術祭2021参加

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