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神崎 秀康

かんざき ひでやす

 

1949 年生まれ 佐久市在住

 

神崎さんは、ほとんど毎朝、作業所の仕事の前に絵を描いている。特に多く描いているのは富士山や浅間山といった山の絵だ。彼は、四季折々の山の姿を大胆な色使いで仕上げていく。彼にとって絵を描くことは生きがいである。

 

 

「山」

油性マーカー、水性マーカー、クレヨン、紙

 

 

2016年図録より

 

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以前から絵を描くのが好きで、平成4 年に障がい者支援施設で生活を始めるようになってからは、作業時間の合間をみてほぼ毎日制作をしていた。
グループホームに生活の場を移してからも、就労支援施設に通いながら制作を続けている。
もともとシャツなどの台紙として使われているボール紙の白い面に、油性マーカーを使って描くことで独特の光沢のある作品を描いていたが、油性マーカー以外にもクレヨン、色鉛筆、水彩絵の具などの様々な画材をひとつの作品の中で使うようになり、さらに個性的なマチエールが形成されていった。
絵を描くことが日常の習慣である彼は、今でも毎朝作業の始まる前の時間に必ず絵を描いているという。
中でも多く描かれているモチーフは浅間山で、四季折々の山の姿を大胆な色使いで仕上げている。
浅間山以外にも風景や、花、人物などを描いているが、人物画としては女性が描かれることが多い。
どことなく昭和の匂いのする、親しみやすくちょっと妖艶で魅力的な女性たちは、神崎さんのミューズなのかもしれない。

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター
共催  長野県教育委員会 | 信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
障害者芸術・文化祭のサテライト事業
長野県県民芸術祭2023 参加

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