eri

 

eri

えり

 

1993 年生まれ 長野県内在住

 

 

最初に手に持った時の拍子抜けするほどのかるさ。持った時の手にすっと馴染む 納まりの良さ。僕には有機的な(まるで感情のような 生命のような)ものに見えた。

体調を崩してからeriさんの刺繍は、平面からこの球体へと移行していったという。職員がまず 麻袋のような素材に糸くずを詰め込み、手のひらに収まる大きさのボールを作る。そこへ一針一針糸を刺していく。とても愛おしそうな表情で大切な宝物を優しく育てているかのようだ。球体は少しまわせば、見え方も変わる。糸が重なるたびに、手に触れる感触も変化していく。変化していく事に答えるように、選ぶ糸も刺し方も変わっていくかもしれない。手の中で少しづつ回りながら変化していくそれは、(どこからはじまり、またどこが終わりなのか)という事のその先に転がっていくように思えた。それは やはり(感情のような、生命なような)ものに近い気がする。 最近の変化として、一度刺した糸をハサミで切ってモケモケの髪の毛のようにすることがあるようだ。内へ内へと向かう針の先きに思いをのせながら、この球体 はまだまだ変化していきそうだ。

 

 

 

 

「無題」 制作年不詳

「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラム
信州・アート・リングス ~文化でつながる。文化を創る。そして美しい未来へ~

長野県では、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と
「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラムを開催します。
長野県の魅力ある文化プログラムをお楽しみください。

東京2020 NIPPONフェスティバル

主催-長野県/長野県教育委員会/ 信州ザワメキアート展2021 実行委員会
共催- (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 / 茅野市美術館
長野県 令和3年度 障がい者の芸術作品展開催事業
長野県県民芸術祭2021参加

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