田中 芳幸

たなか よしゆき

 

1979 年生まれ 伊那市在住

 

鮮やかな色が織りなす田中さんの作品。虹や太陽を題材としている。誰もが思い描くような典型的な形はそこにはなく、独自のイメージに変換されて描かれている。田中さんが受け取る虹や太陽からのエネルギーを表現しているのだろうか。私が訪問した時、とても穏やかな笑顔で絵に向かう田中さんの姿があった。大柄な体を丸めながらゆっくりと、そして細かく色鉛筆を動かしていた。下書きはせず、色彩の粒や帯を少しずつ紙上に足していく作業だった。絵を描くことは小さい頃から好きだったが、
数年前から虹や太陽を主な題材とするようになったそうだ。そのきっかけについて田中さんに質問をしてみたが、微笑みながらはにかんでばかりで答えてはくれなかった。現在は所属する事業所で受注作業が全て終わると制作に向かっている。絵を描いた日の日記には必ず太陽が笑っている絵が描いてあり、「楽しかった」の一文が添えられている。
担当の支援員さんから、元気になるからという理由であるサイクリ
ング部のウインドブレーカーに作品が使われていることを聞いた。
温かみのある作品はまわりの人々にとても好評のようだ。(小川)

 

 

 

「虹」2019