前沢 祐幸

まえざわ ひろゆき

 

1971 年生まれ 伊那市在住

 

 

前沢さんは生活するグループホームから駒ヶ根市内の福祉施設に通い、毎日、表現活動に取り組んでいる。自閉症の特性から強いこだわりを持ち、グループホームの自室に並ぶシャンプー、リンス等は、その置く順番はもちろん、そのラベルを必ず正面に向けている。そして時には他の利用者の私物、さらには店舗に並ぶ商品も直すほどの徹底ぶりだ。
そんな前沢さんは、その几帳面さと器用さを活かし、福祉施設ではクロスステッチの刺繍をするほか、表現活動として今回出展したキャラクターの作品を手掛けている。
この作品の魅力は、そのデザインや色、反復性、再現性だけでなく、前沢さんならではのこだわりや刺繍のような細かい計算、あるいは下書き等を全くせず、いきなりクレヨンやマジックを紙の上に一気に走らせて描き進めている点が挙げられるだろう。
前沢さんの几帳面さと相反する自由で牧歌的な作品の数々、そしてその表現活動は、いつもの「こだわりの世界」から自身を解き放つ一つの手段なのかもしれない。
絵を描き始めると「ニヤニヤ」と笑い始める姿が、この行為が決して単なるルーチンではないことを証明している。(中村)

 

 

「無題」2018

「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラム
信州・アート・リングス ~文化でつながる。文化を創る。そして美しい未来へ~

長野県では、(公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と
「東京2020 NIPPONフェスティバル」共催プログラムを開催します。
長野県の魅力ある文化プログラムをお楽しみください。

東京2020 NIPPONフェスティバル

主催-長野県/長野県教育委員会/ 信州ザワメキアート展2021 実行委員会
共催- (公財)東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 / 茅野市美術館
長野県 令和3年度 障がい者の芸術作品展開催事業
長野県県民芸術祭2021参加

© NAGANO ZAWAMEKI-ART EXECUTIVE COMMITTEE