下山 健
1983 年生まれ|下伊那郡阿智村在住
机に向かい絵を毎日描いています。描く絵は、女の子です。作者は、名前を「アウラちゃん」と書いています。何年も描き続けています。たくさん描き続けた絵には、一見、同じように見えるのに、背景や容姿に変化が見られます。背景に女の子を守るかのような人物?神?が居たり、髪の毛やまつ毛や鼻が変化したり、スカートの時は足が無かったりと、これからどのような“進化” が見られるのか? 楽しみです。
(荒井 広史 / 社会福祉法人夢のつばさ阿智村多機能型事業所夢のつばさ)
アウラちゃんという少女のキャラクターの描かれた一連の絵には、はっきりとした輪郭線で描かれた少女とは別に、輪郭のあいまいな動物や鬼や仮面や雲のようなものが描かれていて、それらは霊 的なもの、死後の世界の魂のようなもの…
たかはしびわ(画家)
全ての人類をペンギンに置き換え、戯画的に日常を風刺する画家、たかはしびわさんにはそのキャラクター性を重視した観点から、下山健さんが日常的に描き連ねる“アウラちゃん” という謎めく 少女像、その惹き付けられる精神性の正体に迫ってもらいました。
(小海町高原美術館 学芸員 鈴木一史)