Miss Erie
1992 年生まれ|長野市在住
Miss Erie さんは絵が大好きで、ペンや絵の具、色鉛筆、クレヨンなどその日の気分で使い分けて描いています。たくさんの色の中から直感で選び、画用紙に向かい筆を走らせています。絵が完成すると支援者のところに持ってきて「見て!」と指をさして教えてくれます。ひとつひとつ聞いていくと「パパ!ママ! Erie !」時々支援者、と家族を描いた絵が多く、大切に想う気持ちがひしひしと伝わってくる温かい作品ばかりです。
(徳永 まなみ / 社会福祉法人稲田会デイセンターYUI)
この作品は「共にあること」「調和」「平和」といったテーマを伝えており、人々が互いの存在を喜び合う様子が感じられます。人物たちの間には愛情とつながりがあり、見る者の心を温かく、そして深く揺さぶる作品です。
ペギー・テベヤディラ(ボネワマン小学校校長)
ボツワナの初等教育の向上に尽くすペギー・テベヤディラさんは、MissErie さんの描く鮮やかで賑やかさ溢れる画面から純粋な“喜び” という感情を読み取ってくれました。それは作品をみる多くの人が共通に受け取ることのできる印象でもあり、また作家本人が制作に向ける意識として基本となっている部分なのかもしれません。
(小海町高原美術館 学芸員 鈴木一史)