

北原 裕之
きたはら ひろゆき
1969 年生まれ|駒ヶ根市在住
いつもニコニコな裕之さん。絵を描くことには積極的ではなかった裕之さん。3年前の春、図鑑を観ながら描いてみましょうと支援員が勧めたところ、写真を観ながら黙々と筆を走らせ、これまでにはなかった表現が生まれました。そしてとても嬉しそうでした。それ以降、覚醒したかのように精力的に美術活動に臨んでいます。完成すると満足そうに支援員と「イエーイ!」とハイタッチを交わします。もちろんニコニコで。
(小川 泰生/ 社会福祉法人長野県社会福祉事業団長野県西駒郷)
Culator
家族とおしゃべりしながら食卓を囲む時間や、小腹が空いてつまみ食いする瞬間まで連想させてくれる、そんな温かな空気をまとった作品です。
圓山 佐登子(小海町地域おこし協力隊 多文化共生推進担当)
北原裕之さんの描く黒く太い輪郭線と対照的な淡い色彩で塗られた、分かりそうで分からない不思議な“もの” の絵の魅力に惹かれ、「これは何だろう?」という率直な疑問と見え方の可能性を文章化させてくれたのが圓山佐登子さんです。
(小海町高原美術館 学芸員 鈴木一史)