大貫 実

Minoru Onuki

 

1964年生まれ 北佐久郡立科町在住

 

 

木 Trees

 

壁に向かった狭いスペースで、墨一色の動物の絵を熱心に描く。福祉施設の日課である毎日の仕事を黙々とこなす大貫さんに、職員が絵を描くことを勧めたところ、必ずアート活動に参加するようになった。彼には毎日の日課以外に、絵を描くという新しい仕事が増えたようだ。

Onuki paints a picture of an animal in black ink in a small space facing the wall. The care home staff encouraged him to draw because he seems to become absorbed in his daily work, and he began participating in an art workshop. Besides his daily routine, he seems to have a new job called a painting.

 

 

無題:墨、紙
Untitled: India ink on paper

 

 

 

日々 Daily life

 

以前から施設で飼っている烏骨鶏の卵を磨くのが大貫さんの大切な仕事です。今もその仕事をきっちりこなし、毎月開催されている施設のアート活動にも参加しています。大貫さんは図鑑などの動物の写真を見ながら墨一色で描いていくのですが、最近は濃淡のある水墨画のようなタッチの大作も描くようになりました。1 人黙々と制作に没頭する大貫さんですが、作品を覗き込んで声をかけると、振り返って満面の笑顔で答えてくれます。

(支援者 社会福祉法人 しらかばの会 たてしなホーム 小野 道佳)

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター

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