保科 貴子

Takako Hoshina

 

1980年生まれ 駒ヶ根市在住

 

 

空 Sky

 

保科さんは、折った紙を左手に持ち、右手に持ったペンで描く。一枚の紙に使うのは多くても数色。紙のそれぞれの面は、曲線と色面で埋められる。折られた紙が少し立ち上がると、時空の異なる宇宙が交錯しているように見えてくる。

Hoshina holds the folded paper in her left hand and draws with a pen held in her right hand. At most a few colors are used on a sheet of paper. Each side of the paper is filled with curves and colored surfaces. When the folded paper is slightly unfolded, different universes seem to intersect.

 

 

 

無題:ボールペン、紙
Untitled: ballpoint pen on paper

 

 

日々 Daily life

 

食事やトイレの時間を除けばほとんど制作して過ごしています。とにかく一日中没頭していてその集中力には驚くばかりです。これは今の施設に来てから変わることはありません。変化といえば最近は絵を描いてばかりで、定期的に取り組んでいた編み物はやらなくなりました。また以前は完成作品を自らゴミ箱に捨てることが常でしたが、その行為は見られなくなりました。基本的に紙や画材に関しては自分が興味を持つものしか使いませんが、支援員が障子紙のロールを渡したところ、珍しく没頭して制作することができてとても長いサイズの作品が生まれました。

(支援者 社会福祉法人 長野県社会福祉事業団 長野県西駒郷 小川 泰生)

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター

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