池内 浩史

いけうち ひろふみ

 

1999 年生まれ 塩尻市在住

 

「ザワメキアート」に応募するために、初めて最後まで取り組んだ作品。自分が納得しないと、人に見せることなく、破る、捨てるを繰り返し、現在作品として存在するものが、この他には無い。自分の中にある地球誕生から始まる壮大なドラマとデータをもとに、下書き無しで、これだけの緻密さで描いたことに驚く。下部右寄りの「スタート」から始まり、先カンブリア時代→カンブリア紀→デボン紀…と時計回りに時代は進み、その中で生命は繁栄と絶滅を繰り返し、そして人間へと続く40億年の進化の歴史が描かれている。描かれた恐竜について作者に問うと、その名前、学術名、年代、発見された場所、大きさ、なぜ進化し絶滅したかまで、ふだんは会話をあまり好まない彼が、熱心に応えてくれる。お母さんのお話によれば、ベビーカーに乗っている乳児の頃から生き物が大好きで、目で追っていたそうだ。国立科学博物館には何度も足を運び、著名な先生に自分の知識をもとに話しかけ、握手をしてもらったことも大切な経験だ。「生命大躍進展」(2015 年、国立科学博物館、NHK、NHK プロモーション)の感動がきっかけで、データ収集がはじまり、本展では4 章仕立てのものが、彼の構想によって、現在第15 章にまで広がっている。それを大好きなディズニーから、映画化するのが彼の夢だ。「絶滅危惧に瀕した動物と地球を救う考えを持ってほしい。」作者からみなさんへのメッセージである。(鈴木真)

 

 

「生命大躍進」2019