今井 龍之介

いまい りゅうのすけ

 

2005 年生まれ 松本市在住

 

今井さんが絵を描いたことがうれしくて、ご両親は彼が小さい頃から描いたものをずっと保管してきたという。そんな両親が喜ぶ姿を見て、彼も絵を描くことが楽しくなったようだ。見たことのあるアニメーションや動画などが彼の記憶に残っているのか、同じモチーフをセル画のように少しずつ変化させて描くことが多い。

 

 

写真:最前のパネルの6点
「無題」
色鉛筆、コピー用紙

 

 

2019年図録より

 

今井さんの描く動物は、まるで新しい世界のピクトグラムのように法則性を感じさせる美しさがある。今井さんの好きなテレビのキャラクターをモチーフに描いているようだ。描いてる隣で見せてもらった。あらかじめプログラミングされたレーザーカッターのように、その線は淀みなく進んでいく。次にその中を一定のリズムで塗りつぶしていく。スピードもある。それもそのはず、多い時には1日に40枚ほど描くそうだ。紙はコピー用紙。使う色鉛筆のメーカーも決まってる。家には絵がぎっしり詰まったダンボールが数十箱あるらしい。今井さんの生活の積み重ねが、法則性をより力強いものにしているのかもしれない。(佐々木)

 

 

「無題」制作年不詳

 

 

 

 

 

 

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター
共催  長野県教育委員会 | 信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
障害者芸術・文化祭のサテライト事業
長野県県民芸術祭2023 参加

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