ザワメキアート展詳細
作家

関 孝之

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このたびの公募展では、日常の中でこだわりながら、ひたすら黙々と表現している、あるいはやむにやまれぬ行為の結果として表わされたものが多く選ばれました。
『ナニ?コレ?』『どうしてそんな表現するかなあ?』『どうやってやるんだ?』 しかしこの『???・・・』が僕のココロをザワメカセます。
選考後、何人かの作家さんと作品に会いに行きました。
支援する周囲の人に聞いてもやはり『???』の答えです。
ご本人に聞いてもニンマリと笑い返すだけだったり、『そんなアホなこと聞くな!』とばかりに突き放されたり。
『他人の評価なんて知らなーい。』と飄然としていたり。
しかし実物の作品に触れるとますますザワメキます。入選した作家さんの多くは、言葉をもって自分を表現することが苦手です。だからこそでしょうか、作品には様々なおしゃべり、そして作者が生きてき
たモノガタリすらもがぎゅうぎゅうに詰め込まれているように思えて仕方がありません。
作家さんたちの黙して語らず、ひっそりと、でも堂々と表現する姿や作品に触れ、『???』というザワメキは、もっとその人のことを知りたい、近づいてみたいと思わせます。『何?コレ?』『これってアートなの?』と思わせるこれらの作品たちは、既成の美術の価値観にとらわれている私たちに、『じゃあ、そもそもアートって何?』『アートはヒトが生きていくうえでどんな意味があるの?』という根源的な問いを発します。

関 孝之
TAKAYUKI SEKI
NPO法人ながのアートミーティング代表 上田市