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吉川 陽介

きっかわ ようすけ

 

1995 年生まれ 松川町在住

 

吉川さんは、ゲームに登場する剣や銃をモチーフに、新聞紙を使って作品を作っている。彼の作る銃は武器ではなく、それによって福祉施設の人々とのコミュニケーションのツールとして使っているようだ。

 

 

「鉄砲」

新聞紙、ガムテープ

 

 

2016年図録より

 

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4 歳の時に自閉症と診断される。
養護学校小学部の頃、リハビリの先生から「手先を使うことをさせた方がよい」とアドバイスを受けたことがきっかけとなり、新聞を巻いた剣や鉄砲を作り始めた。
現在生活するグループホームの自室には無線LAN が完備され、パソコンやポータブルゲームに登場する剣や鉄砲をモチーフに、頭の中でイメージを膨らませて作品を作り続けている。
作品の形状は1つ1つ異なり、それらの作品を本人の中で使い分け常に持ち歩いており、利用する福祉施設の利用者や職員とのコミュニケーションツールとなっている。
また、小さい子が欲しいというと剣を作ってプレゼントをすることもあるとのこと。
さらに最近では紙製の「パソコン」なども制作しており、押入れには無数の作品が保管されている。

主催  長野県 | ザワメキサポートセンター
共催  長野県教育委員会 | 信州アーツカウンシル(一般財団法人長野県文化振興事業団)
障害者芸術・文化祭のサテライト事業
長野県県民芸術祭2023 参加

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